複数の税理士と直接面談して「人間性」と「相性」を見抜く
税理士選びにおいては「相性」が非常に大事ですが、それよりもまず優先されなければならないのが、その税理士が「信頼に足る人物かどうか」という視点です。税理士には、会社の財布の中身、台所事情をすべてさらけ出すことになります。税理士と会社の付き合いは、想像よりもはるかに深いものとなるのです。
逆に言うと、それだけの付き合いができる人、信頼をおける人を顧問に選んだほうがいいということになります。そのためには、必ず複数の税理士と会い、実際に話をしてみることが重要です。会社の台所事情をすべてさらけ出す相手ですから、会社の採用面接と同じくらいの気持ちで相手を選びましょう。
そして、「この人は信頼できるな」と思える人の中から、自分と相性の良い人を選びましょう。相性が合わず、税理士とコミュニケーションが不足すると、それだけ「税理士に話していないこと」が増えるため、税理士が適切な税務判断を誤り、余計な税金を払うことになったり、税務調査で思わぬ指摘を受けたりするリスクが高くなります。
いうならば、高圧的で一方的にしゃべる人よりも、「自分から話をしたくなるような人」「聞き上手な人」を選ぶと良好な関係を結べるかもしれません。
税理士と面談をする前に